パブリックトライアル実施について主催の中津市の方にお話を伺いました
中津市の西谷温泉公園の活用について検討すべく
地域科学研究所と中津市がともに取り組んだ社会実験「中津パブリックトライアル」
この取り組みについて、中津市役所の方にお話をお伺いしてきました。
パブリックトライアル実施について
主催の中津市の方にお話を伺いました
中津市の西谷温泉公園の活用について検討すべく
中津市と地域科学研究所がともに取り組んだ社会実験「中津パブリックトライアル」
この取り組みについて、中津市役所の方にお話をお伺いしてきました。
部署のお仕事について教えてください
経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の最適な配分を目指して、「中津市行政サービス高度化プラン」と「中津市公共施設管理プラン」に沿った取り組みを推進することがミッションです。いわゆる「行財政改革」の担当部署ですが、企画部門ではなく、財政部門の課内室に置かれていることから、より一層コスト面に重点を置いて業務を行っています。
従来の行財政改革といえば、「人件費カット」とか「補助金カット」といった、ネガティブなイメージが一般的かもしれませんが、現在の社会情勢を鑑みたときに、そのような取り組みだけに主眼を置いていては、このまちが負のスパイラルに陥ることも想像に難くありません。
そこで、 ICT などを活用しながら、市民サービスの質も向上しつつ、業務の効率化も図り、経営資源を最適化するというのが、さきほどのプランの目指すところです。
なぜこの取り組みをすることになりましたか?
西谷温泉公園は指定管理者制度が導入された当初から、任意指定により第三セクターが運営を行ってきました。ですがここ数年、役員の高齢化や、施設のポテンシャルを活かした経営ができていない状況が続いていました。
そこで、今後どのような施設活用の選択肢があるのか、オープン型サウンディングに何度か参加させていただき、多くの事業者様からご意見をいただきました。
いただいたご意見を総括してみると、「この施設をどのようにしたいのか」というビジョンを、まずは中津市自らが描くことが先決であることがわかり、中津市役所の職員や地元の方々に対して、目に見える何らかの形で、施設の可能性を考えるきっかけとなる取り組みができないかと考え、パブリックトライアルの実施に至りました。
取り組みをしてみていかがでしたか?
普段使われていない空間が全く違う雰囲気に様変わりし、「ちょっと次の休日に足を延ばしてみようかな・・・」と思えるような施設に化ける可能性を秘めていると感じました。
また、来場いただいたお客様は、普段我々職員が思い描いている施設のイメージとは違った感性でこの施設の雰囲気を感じていただいたこともアンケートでわかりました。ビジュアル面でも写真や動画を収めていただきましたので、それらを活用しながら、良いプレイヤー様に巡りあえるよう、積極的な営業活動を行いたいですね。
今後、中津パブリックトライアルをどのような取り組みにしていきたいですか?
俯瞰して見ると、地域に占める公共財産は実はほんの一握りなのに、あたかもすべての市有のハコモノの一つ一つがこのまちの将来を左右するような、そんな錯覚に自分自身が陥っていたことに最近気付かされました。
このような経験からも、「実は公共施設って、まちの空間の一部として気軽に使えるんですよ」ということを、まずは職員に広げていきたいです。
今後、市民の皆様や事業者の方々は、ハコモノそのものの存在よりも、ハコモノの中で提供されているソフト面のクオリティがどうなのか? を重要視されるのではと思っています。
そのためにも、まずは「公共施設(ハード面)はこうあるべき」みたいな行政の内部にできてしまっている壁を少しずつ取り払い(もちろん最低限のルールは守りながら)、ソフト面で暮らしの満足度が高められるような考えを広げていきたいですね。
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ライター:安藤裕太
地域科学研究所の新人webデザイナー。
学生時代には日本一周や自転車一人旅を決行。
持ち前のフットワークの軽さを武器に、自分の目で見た公共空間のリアルな内容をお届けします。 |
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期間 2020年10月3日
場所 西谷温泉公園
大分県中津市本耶馬渓町西谷1448
時間 13:00~17:00
#1 中津市パブリックトライアルが開催されます!
#2 中津市で社会実験が行われました!