ほおのきグラウンドキャンプ


■私が「ほおのきグラウンドキャンプ」に参加した理由
朴木小学校は大分県由布市にあり、赤い屋根のかわいらしい木造の建物が特徴です。
2011年に 111年の歴史に幕を下ろしましたが、今は地域科学研究所のサテライトオフィスとして活躍中です。
朴木小学校だけでなく、現在も全国各地に存在している旧学校施設。もともと地域の拠点の場であり、簡単に取り壊すことはできません。しかし、有効な活用事例が少ないことも大きな課題となっています。
 
これに対し、昨今は公園利用ルールの厳格化や子供の声を不快に感じる住民とのトラブルが原因で、子どもの外遊びが減少している話を耳にするようになりました。さらに外で遊ぶより屋内遊戯が充実してきたため、時代と共に子供たちの遊び場、遊び方が変わってきたように思います。
 
・外で伸び伸びと遊べる場所がない・・・
・ともだちと追いかけっこしたい・・・
・大きな声を出しても怒られない・・・
・せっかくの長期休みも自粛でどこにも行けない・・・
 
そんな思いを払拭するために今回、旧朴木小学校をまるっと利用した「ほおのきグラウンドキャンプ」に参加しました。参加することを知った子供たちは、行く前日からソワソワして、とても楽しみにしていました。
 

■ほおのきグラウンドキャンプはワクワクがいっぱい
グラウンドキャンプ当日は、近くの畑で野菜の収穫体験ののち、校庭で BBQと大まかなスケジュールはありましたが、それ以外は各自自由に過ごしました。
校庭のキャンプ場だけでなく、学校全体を使って遊ぶことができたと思います。


虫捕りに疲れたら、教室のど真ん中で寝そべってみたり、室内で卓球したり・・・
家庭科室でオリジナルドリンクを作ってみたり、オルガンを弾いてみたり・・・
もともと学校施設ということもあり、子どもだけでなく、大人も懐かしい気持ちからワクワクする要素がたくさんありました。
 
普段学校では「廊下は走らない!」と叱られるところですが、廊下を思いっきり走っている子供たちを見ると、私も童心に返って子供たちと追いかけっこできたのはとても楽しかったです。
 

子どもの頃、「学校から帰らずに、友達とずっと遊んでいたい」と思ったことはありませんか?
校庭に寝そべって星を眺めたり、校庭でテント張って泊まってみたり、生まれ変わった朴木小学校で最高の思い出を作り続けたいです。今後も色々なイベントが開催される予定ですので、是非チェックしてみてください。

 
また、廃校活用だけでなく、その先にいる地域住民と地域そのものを元気にしたいという想いをもって、これからも豊かで活力ある地域社会づくりをめざします。
 

ライター:宇都宮ひとみ

小学生男児2人を育てるママ社員です。

子どもたちの将来のためにも、人と人の関係を大切にし、豊かで活力ある地域社会づくりに邁進できるよう、楽しみながら自己研鑽に努めます。


期間 2020年9月23日
 
場所 旧ほおのき小学校
   大分県由布市