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CASE4

廃校を拠点に農業法人をつくる

廃校を拠点に農業法人をつくる

大分市内から車で40分、大分県由布市挾間町にある朴木地区にも、平成24年に生徒数の減少のため閉校になった朴木小学校があります。その閉校となった小学校を借り、この小学校を拠点として、農業法人として活動されている「ほおのき畑」林田真人さんの取り組みを紹介します。

朴木小学校の中は、主に「職員室」「理科室」「教室」から構成されており、今は、小学校の一部を、近くで採れた野菜の出荷や仕分けに使っているとのこと。また、休日や平日も近くの人たちから、使いたいという要望があるため、ワークショップや、地域の婦人会等が使っているそうです。

朴木地区

最初は、『廃校を外に開けた場所にしたい』という思いから、まずは朴木小学校の教室をカフェスペースにすることから始めたそうです。閉校してそこまで時間が経っていないこともあり、建物自体補修の必要な箇所もなく、大きな工事は要らなかったとのことでした。前からあった棚などは、教室の名残です。このような使えそうなものはそのまま残せたというのが学校の良いところだそうです。

農業法人「ほおのき畑」

また、「理科室」は、水道・ガス・電気があったことから、そのまま理科室から、今では、近くで採れた野菜を調理する「ちいきの家庭科室」になりました。
借りて使ってみることから始まった、カフェスペースやちいきの家庭科室などのいくつかの取り組み。
イベントがあるときには、お子様連れのお母さんお父さんや地域の方々がたくさん集まる素敵な空間となっています。